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2015年09月21日

僕は友達が少ない 11

僕は友達が少ない (11) (MF文庫J)僕は友達が少ない (11) (MF文庫J)
平坂読 ブリキ

KADOKAWA/メディアファクトリー 2015-08-26
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リア充の時間の流れは速い。
三年生に進級し、友達や恋人と過ごす充実した日々を駆け抜けて、
卒業式の日に小鷹は思う。
結局俺は物語の主人公のような劇的な青春は送れなかった。
恋や友情や家族や夢といったありきたりで切実な問題は、
勝手に成長したそれぞれが各自でなんとなく解決したり、
解決しないまま時と共に乗り越えた。
だからって、別れが寂しくない理由にはならない。
劇的でないことが大切でない理由にはならない。
この涙を止める理由にはならないのだ―。
残念系青春ラブコメ、エピローグ。この「今」はきっと、いつまでも俺の心に残るだろう。



僕達は友達だ。

一番興味なかった幸村と小鷹が付き合うことになり
めちゃくちゃ不満だったのですが
「友達を優先する」の安定のクズっぷりでざまぁ。
小鷹残念すぎだなぁ。
幸村が振られたのは思いの他嬉しかったです。
いやぁ愉快愉快。
とある魔術の禁書目録などと言うラノベでは毎巻ヒロインが生まれては
死んで…フラグを生かされないことから
「(いらない娘だというのなら)この娘は貰っていきますね」
と言うコメントがネット上で蔓延しておりますが
そんな気分でじゃあ夜空と理科は管理人が貰って言っていいですよね?
小鷹(主人公)のヒロインでないのなら、
彼女らの良さが分からないと言うのなら読者の嫁にしても何の問題もない。
幸村は武士部を立ち上げ、
理科は発明部を作ることが明らかになっていますが
これって隣人部消失してんじゃねーか!
理科こそ「楽しかった隣人部を残して欲しかった」と言っていたのですが
残らなかったようです。
幸村がいたからですね。残念です。
幸村が小鷹と別れたのは幸村が己の力を過信したから(自爆)であり
小鷹がアホだったからであり、
愉快な友達のせいでもあるのですが、
「隣人部は死ね」ではなく「リア充は死ね」
と言えたところで幸村はちゃんと隣人部になれたのではないでしょうか。
まぁ幸村は夜空のような非リア充ではなく
本気のリア充なので夜空達の(悪)影響がなくなったとたん
リア充に戻ってしまったのでしょう。
幸村が最後の最後(夜空卒業後)で隣人部になれなかったのは悲しい。
理科と幸村の対立は完全に幸村が悪いと思っているので
幸村ほんと不幸にならないかなぁ。
幸村は理科の良さを分かっていないよ。
小鷹は幸村の悪さを分かっていない。
幸村はキチガイ部分が目立っていて気遣いとか仕事かできるイメージなかったので
武士部を立ち上げるとか将来社長になるとか全然信じられないんだよなぁ
幸村の良さをもっと前面に出して欲しかったなぁと思いました。
隣人部にふさわしくない人間なんだ!というアピールがあれば
隣人部と友達にならなかったことに納得がいったのかもしれません。

ソラとタカとは違う友達関係ですが
夜空と小鷹は友達だと思います。
っていうか友達じゃなったら妹の勉強頼まないし了承しないわ。
妹と夜空が友達ってこともあるんだろうけど
こんだけ頼っておいて友達じゃないと言われたら普通に絶交するわ。
友達じゃないから絶交すらできない感じが最悪。
夜空がタカの幻想を持ち続けていた残念女というだけではなく
小鷹もソラの幻想を持ち続けていた残念野郎だということを認めて欲しかった。
夜空が一方的に残念女みたいじゃんよー
小鷹の周りの女の子がみんな男前なのは
最初からそういう男前属性なのではなく
小鷹がヘタレすぎてそういうふうになった面もあると思うので
「スゲー」ではなく反省もしてほしいものです。
作中でちょくちょく隣人部の未来が示唆されていましたが
小鷹とセナだけ未来が書かれていなかったので
まぁ多分二人はお付き合いしてゴールインするのかなぁ。
武士部と発明部だなんて小鷹と恋愛している暇が合ったらそんなことしないでしょう多分。
セナが傍にいれば教師、反面教師できっと
友達も普通にいて仕事も普通にできて恋愛も普通にできるでしょう。多分多分。
でも夜空を見過ごしてしまったことは
凄いもったいないことだと思うんだよなぁ。

全体的に楽しかったのですが
なんかちょくちょくもやっとしました。
楽しい部分は小鳩が勉強頑張る部分と
バカ子の部分かな。
おねーちゃんと親友を取られたセナがバカ子と意気投合する様が楽しかったです。
僕は意外と友達ができる。
そもそもセナが姉を大事にしていたとは全然思いもよりませんでした。
ステラはその他の有象無象と同じ扱いだと思っていたので。
ステラに対して無関心に見えたのはパパがアタシを無条件に愛すように
お姉ちゃんがアタシを愛するのは当然のことでしょ、
ぐらいのノリだったのかもしれません。
夜空が妹のように可愛がられて気づく、
「あれ?アタシ妹として愛されてないの?!」感が
なんか愛らしいです。
ステラはもちろんセナを妹として愛していますし
セナもまたステラを愛していると思うのですが
おおっぴらに愛情をはぐくむことはできない仲ですし
お互い理想の姉でも、妹でもないので
ちょっとドライな姉妹になってしまったのではないでしょうか。
理科の両親が子供らしい可愛げのある女の子を欲しがって
結果ネグレクトしてしまったのと少し似ているかもしれません。
天才であるということは名誉なことであっても
可愛げがあるほうが家族としては嬉しい、みたいな。
幸いにしてステラは人間ができていた&セナとそこまでレベルが離れていたわけでもないので
普通の姉妹になれましたが
ステラと夜空の仲の良い姿を見て
アタシ一回もおねーちゃんに褒められたことも勉強を見てもらったこともないんだけど!
とか思っていそうですww

理科は早くいい人見つけて幸村のことは忘れてやってくれ。
幸村は社長になれるほど技量があるとは思えない。なんでやー。
小鳩は隣人部以外にも友達いたんだなー、これからもマリアと一緒に青春楽しんでくれ。
セナ…お前だけは一人も友達できないんじゃないかって心配だったけど
いろんな人と関わって楽しそうにしていたから良かったよ。
マリア、いい先生になったな。これからも生徒を見守ってやってくれ。
夜空、一生の友達はタカじゃなったけど
何かを偽らなくても自分を愛してくれる友達ができて良かった。
いい卒業式だった。
いい青春だった。
最善ではなかったけれど、《残念》にふさわしい物語だった。
僕は友達が少ない、いい友情だった。
感想終了。


posted by 安藤 at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫J | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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