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2014年07月21日

不戦無敵の影殺師 1

不戦無敵の影殺師 (ガガガ文庫)不戦無敵の影殺師 (ガガガ文庫)
森田 季節

小学館 2014-03-18
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ヒーローになれなくても、俺たちは無敵だ!

――この俺、冬川朱雀と相棒の少女、小手毬はこの世に必要とされていない異能力者だ――

「異能力制限法」により、現代、異能力の無断使用は厳禁され、異能力者はすべて社会から管理されている。活躍の場は安全が約束されているTVやエンターテイメントの中でショーアップされた戦いを「演じる」時にしかない。
だが、暗殺者の末裔で、苦しむ暇も与えず殺す「暗殺異能」に特化した俺と小手毬じゃ、地味かつ邪悪でTV出演など不可能、人気も出ないし仕事も来ない! 実力だけなら、どんな奴にも勝てる自信もあるのに、戦う機会が、異能力を使う機会がない!
そんな俺たちのところに、TVの中で最強と謳われる異能力者、滝ヶ峰万理からとある依頼がやってくる。それは本物の暗殺依頼だった。究極の選択を突きつけられた。俺たちは「悪っぽくて売れない」異能力者か、「本当の悪」の異能力者になるか決めねばならない……!?

「現実」の異能力者たちが交錯する、真の最強異能力者決定アクション!



なぜ人気なのか分からない。


面白いと風の噂で聞いたので購入。
面白いか詰まらないかで言えば管理人にとって詰まらない作品でした。
もっと正確に言えば不快な作品でした。
序盤はちゃんと働けてないくせに「社会が悪いんだ」
戦ったこともないくせに「自分は強いんだ」
とグズグズ愚痴ばかり。
高校生なら社会分かっていないですし
そういう勘違いもありだと思うのですが
主人公が25歳なんですよね。
そこら辺もうそろそろ分かれよ。
「俺はそこそこ陰口叩くヤツは嫌いなんだ」って
そりゃ教官が弱そうだったり変質者っぽければ不安にもなりますよ。
知ってるもの同士つるんで「ダセー」とかも言いますよ。
不安じゃなくてもこの年頃ならそんな感じですよ。
まだまだ社会を知らないひよっこなんだから仕方がない。
そもそも陰で実際戦ったこともないのに
「俺は万里より強い」というのと何が違うのか?
トイレじゃない、居酒屋だからダイジョウブってか?
同じだよ!ばーか!
若者を教育するのが教官の仕事なのに仕事放棄するな。
情けない。
ピカピカの新入いじめ倒してドヤ顔で勝ったつもりとかダサすぎる。
最初は「うわダッセ」とか言っていた若者に
「教官スゲーッス」って言わせるのが勝利なのではないでしょうか。
そもそもお金がないのは異能力規制されたせいという言い訳が最高にダサい。
何それ?暗殺者になりたいの?
今いるぬくぬく五角形状態手放すことできんの?
暗殺者になるってことはいつか知り合いを殺すこともあるかもしれないってことですよ。
まぁ友達ぐらいならうまく避けれるかも知れませんが
友達の友達ぐらいならうっかり暗殺してしまうかもしれないんですよ?
そんな世界なくなってくれた方がいいじゃないですか。
主人公のたわ言が始まるたび「お前サバンナでもそれ言えるの?」という気分になります。
「不戦無敵の影殺師」世界は「不戦無敵の影殺師」世界でしかなく
他の物語と同列に語ってはいけないと思いつつも
「それ禁書でも言えるの?」
「ブギーポップでも言えるの?」
とか思っちゃうのは仕方がない。
管理人は平和な上異能力なんてない世界に住んでいますけど
ラノベ暦だけは長いのでやっぱり制限されてない異能力の世界が、
戦いに溢れる異能力の世界がどれだけ悲しいか知っているので
主人公の言い分は少しも聞き入れられない。

ことあるごとに「俺は万里より強い」って言ってるけど
特に序盤はそれが分かるシーン、記述がないから
はいはいどーせ口だけなんでしょと思ってしまう。
幼少期、少年期は暗殺者として死ぬような修行をしていた、とあるけど
今は毎日だらだらソーシャルゲームしているだけだもんなぁ。
悟空(ドラゴンボール)でさえほぼ毎日修行してたわ!
キノ(キノの旅)でさえほぼ毎日訓練してるわ!!
リアリティがない。
自分の寿命を削らずに他人に生命を与えられる技が
素人には出来ないことだというのは説得力がある、
分かりやすい強さステータスだけれど
それ以外は全然出てこないしなぁ。
正直毎日一時間でも修行して
暗殺シュミレーションして
俺は暗殺者なんだ…光とは分かり合えない存在…
とかいって形だけでも友人を避けるポーズをしてくれたら許してた。
主人公の行動は「時代が悪いんだ!」というセリフが全く合っていない。

中盤で主人公は改心するので結構すっきりした。
しかし淵堂の話がイマイチで共感はできない。
どうせ借金背負ったって言ったとたん妻と娘に逃げられるの分かってるから
異能を殺人に使ったんでしょ。
家族の為じゃなくて家族の中の自分の地位を守りたいからやったんでしょ。
家族なら素直に借金しました、これから一緒に苦労してくれませんか?って言え。
それで逃げられたら諦めろ。
辛い時助けてくれる女を選べなかった自分が悪い。
借金して騙された自分が悪い。
勿論そんな悪党野放しになってる社会も悪いけど
だったら警察に行け。
っていうか朱雀に二億ぽんと払える可愛い後輩ちゃんがいるんだから
三億ぐらい彼女に借りろ。
それで返せ。
人殺しの罪を背負っていかなきゃいけないことに比べたらプライドなんか軽い軽い。

万里もこれ絶対異能力者のためじゃなくて自分の為でしょ。
自分の地位を押し上げたいだけでしょ。
KCで自分の友人に有利な台本にするとか公私混同だよ…
こんなんが異能力者のトップとか末端異能力者は不安だろうな。
みぞれの屈辱発言もよく分からない。
ショーがよくてファイトが駄目な理由とはなんだろう。
共感できるキャラクターが誰もいないので結末になっても別に嬉しくないという話でした。
文章で読んでいるうちは暗殺者がトーナメントで勝っても別に面白くないしね。
ページをめくるのが辛かったです。
いいところ?イラストが可愛いところと
メインヒロインの衣装チェンジが多いところだ。
ファンサービスは充実しています。

不戦無敵の影殺師、オススメしない。



posted by 安藤 at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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