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2014年06月16日

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 1

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)
赤城 大空 霜月 えいと

小学館 2012-07-18
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バナナは下ネタに入りますか?

「お●んぽおおおおおおおおおおぉ!!」
少女は叫びながら走り出した。
その瞬間、ぼくはすっころんだ。

駅のホームに立つすべての人の視線が、
バスタオル1枚に身を包んだ彼女に注がれる。

「だ、誰かあの人を止めてください!」

駅員の制止をものともせず、卑猥な単語とイラストを撒き散らし、
暴風のように去っていった彼女。
彼女のその行為によって、
無実の罪を受けそうになったぼくは救われたのだが……。
「大丈夫か? あれ」


16年前の「公序良俗健全育成法」成立により、国民から粗暴な言葉が喪われた時代。
国内有数の風紀優良校に入学した主人公・奥間狸吉(おくま・たぬきち)は、
入学早々、反社会的組織「SOX」の創設者・華城綾女(かじょう・あやめ)から勧誘を受ける。
弱みを握られ「SOX」のメンバーとなった狸吉は、
憧れの存在である八面玲瓏な生徒会長・アンナの裏をかく下ネタテロに協力することになるのだが……!
そこはプリズン?
それとも、ハーレム?

『週刊少年サンデー』大好評連載中「ハヤテのごとく!」の畑 健二郎先生が審査員を務めた
「第6回小学館ライトノベル大賞」にて、優秀賞を受賞したノンストップYトークコメディ!




そこに下ネタを愛する心がある限り、退屈な世界なんて存在しない!

ある意味タイトル詐欺です。
読み手的には退屈とは無縁のハラハラムラムラした物語です。
世界の中にいるキャラクターは退屈そうです。

管理人は「未成年にエロ本見せるのはよろしくない」と
考えている大人です。
といっても未成年だって自慰ぐらいしますし
おかずを全て取り上げることには反対です。
某ダークネスな漫画とはいいんじゃないかな…
監禁、ロリ、痴漢、不倫、恐喝そういう明らかに犯罪な作品は
大人になってから、自分が稼いだお金で購入しましょうね。
漫画は漫画、フィクションであり、
現実ではないことは子供でもわかるという主張はありますが
中二病のようにフィクションに強く影響を受ける子供もいないわけではないので
やはり規制はすべき。
エロ本にお金を落としているのは大人なので今まできわどい内容でも
18禁にしていなかった作品をそのまま18禁すればいいと思うんですけどね…
エロに興味を持つのは子供だろうが大人だろうが
人間として当たり前のことなのでエロ本を悪だというつもりはありませんが
間違った性知識や犯罪を肯定するような内容は
フィクションとリアルをよく分かってないお子様にはまだ早いのです。
売り場が何気なく未成年も立ち入れる場所なので
見たくない人にもエロい物が見えてしまうというのも問題なのです。

と、エロ本の18禁化には賛成な管理人もどん引きな
「公序良俗健全育成法」と戦い
新たな締め付けである「エイチ禁止法」を回避する為に
奮闘する下ネタ戦士たちの記録である。
これが退屈なわけがない。
下ネタの為に戦う主人公は正義の味方ではない。
しかし教科書に「子供がほしいと全力で願うと産まれる」って記載させるような
政策を推進する政府は明らかに悪党側なので
それに立ち向かう主人公を見ると胸が熱くなるな。
っていうかどうやって次世代生ませる気だ。
恋愛感が崩壊して普通に恋愛も出来なくなった
少年少女たちに対しても同情を禁じえない。
狂った世界を下ネタで取り戻そうとする展開が痛快でした。
面白かったです。
綾女のPMが下ネタを検出しない理由など多少、出鱈目なところや
説明が足りないところがありました。
綾女のPMが働かないのは分かったけど
狸吉のPMが綾女の下ネタに反応しないのはなんでなんだぜ?
PMは末端をかねる機器っぽいけど
それとは別に携帯電話も現役らしくて
そこら辺の未来感も説明いてほしかった。
設定がしっかり説明されていたほうが
下ネタが言えないこんな世の中の絶望感が出ると思います。
また、ただ下ネタを詰め込んでいるだけなので
漫才のようなテンポのよさはないです。
多少勢いがそがれるレベル。
狸吉と乙女が「この綾女は偽者ではないか?」という冗談を言ったときに
耳元で「ちんぽ」と囁くシーンはすきです。バカジャネーノ。

「エロイイラストを描くとPMが検出して逮捕」らしいのですが
一週間ぐらいかけて合間合間に普通の絵をはさんで描けば
(おっぱいをちょこっと→普通の人物画→おしりのライン→風景画→エロイ表情→足とか手とか)
普通に描けてしまうのではないかと思いました。

きわどいエロ本は18禁にしろ!派な管理人ですが
きわどくても規制はしたくない派の気持ちは分かります。
売り上げもそうなんですけど
「これを足がかりにどんどん規制され最後にはエロ本自体が禁止されてしまうのではないか?」
という不安です。
上の口では子供たちの為に適切な年齢になるまで規制しようといいながら
本当はエロ本禁止政策の一端なのではないか?
なぜそう思ってしまうのか、
子供たちやエロ本製作者、エロ本を愛する全ての人々に
権力者達がどのようにうつっているのかを表した物語でもあると思います。
政治家は嘘つきでマスコミはゴミで教師達はゲスで親は子供のことなんか分かっていない…
いつだって市民は裏切りを受けている。そんな気持ちなのです。
それはネガティブキャンペーンだったり、
全ての大人たちがだめっこなわけではありません。
しかしもうずっと裏切りを受けている気分なのです。
そりゃちょっとした規制でもちびっちまいますわ。
権力者はもっと市民に信頼されることから始めなきゃ駄目だよな…
とも思いました。

そんな感じで感想終了。




タグ:2012年 感想 1巻
posted by 安藤 at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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